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<コラム連載>みんなできるライフセービング 「2.海に入る前にできること -前編- 」

July 5, 2019

 今回はコラム第二弾!ライフセーバーが、未然に事故を起こさないためにおさえている

ポイントの中で、今回は【自然的な要因】にフォーカスしてみましょう。

 

毎年のように発生する自然災害で、自然が持つ力や危険性を目の当たりにしている方も

多いと思います。では、自然の中で楽しむ海水浴において、

事故につながる【自然的な要因】とは、どんなものが思い浮かぶでしょうか?

 

皆さんぜひ一度頭の中で思い浮かべてみてください。

 

 

 

 

……考えていただけましたでしょうか??

 

 

おそらく、自然の中には多くの危険が潜んでいそうだと

思われた方もいらっしゃるかと思います。

 

そんな中で、今回わたしはこのように4つの要素に分けてみました。

 

 

 1.天気

 2.風

 3.地形

 4.干満

 

もちろん細かく挙げていくと他にも要素がありますが、

まず押さえておきたいポイントとして上記の1~4の要素の順に、

どのようなことに気をつけていけば良いのかを見ていきましょう!

 

 

 ◆1、天気

 

 

 これはとってもわかりやすいですね。

 

天気が良ければ海に入った際の事故のリスクは減ります。

逆に気温が高い日でも、曇り空や今にも雨が降りそうな天気の中で海に入り、

沖まで行ったところで雷がゴロゴロ鳴り始める、ということもあります。とても危険です。

 

海の天気は変わりやすいので、

事前にスマートフォンなどで警報や注意報が出ていないか確認しましょう

 

ちなみに雷は海の上でも落ちてくる可能性があります。

雷注意報が出ていた場合、泳ぐことは極力避けるようにし、

雷の音が聞こえた場合すぐに陸に上がり屋内に入りましょう!!

 

 ◆風

 

 海で流されてしまうほとんどの原因は、風です。

 

天気が良くて波も穏やか、絶好の海水浴日和で浮き輪片手に勢いよく

海に飛び出したは良いものの、遊びに夢中になり、

気が付くとはるか沖まで風で流されていた。

 

いくらバタ足を打っても砂浜まで戻れず、

ライフセーバーに助けを求めて救助される...というケースが、

毎年日本各地の海水浴場で頻発していますあります。

 

そんなことに陥らないよう、海に入る前には必ず風の向きと強さを確認しましょう!

特に陸側から海に風が流れている「オフショア」という状況では、

細心の注意を払うよう心掛けてください。

 

また、よく海水浴場には「浮き具が風に流されてしまったので取ってきてください。」と

沖の方を指さしてライフセーバーにお願いに来る人がいます。

 

しかし基本的にライフセーバーは浮き具を取りにはいきません。

 

なぜならば、一人一人の要望を聞いていたら、

一体いくつの浮き具を海のはるか彼方に取りに行かなくてはならないのでしょう。

さらにそんな状況の中でもし事故が起きてしまったら……。

 

浮き具と人の命、大切なのはどちらか。

答えは明確ですよね。

 

海水浴に行くのであれば、まずは浮き具を流さない努力、

つまり今の風の状況を知り、事前に対処できるように心掛けましょう!

 

◆3、地形

 

 こちらも海に入る際に意外と見落としがちですが、

人が溺れてしまう大きな原因になります。

 

海は砂浜から足がつかなくなる沖まで徐々に深くなっているとは限りません。

いきなり深くなったり、途中でまた浅くなったり。岩があったり…。

 

 

これらは水面を見るだけで判断することはとても難しいです。

しかし、海水浴に来るお客さんは意識のどこかで、

 

「海は沖までなだらかに深くなっていくだろう!」

 

という認識をよくされます。

これが、浮き具が離れた瞬間に溺れたり、

目を離したスキに子どもが深みにはまり溺れたりと、

波が穏やかな場所で人が溺れてしまう要因となるのです。

 

 

そのため、海に入る前にかならず、

今から入ろうとしているところに岩場などがないか、

どん深(いきなり深くなる地形)になってないかを確認してから入りましょう。

 

それではどうやって確認するか……。

 

ずばり、海を監視しているライフセーバーに聞くのが一番です!

 

ライフセーバーは毎朝、監視に入る前に必ずその日の地形チェックを行っています。

ここで注意するのは、地形は毎日変わるということ。

 

海は基本的に柔らかい砂なので当然ですよね。

前に来た時は遠浅だったから、といって安心するのではなく、

海に入る日の地形を必ずライフセーバーに確認しましょう!

 

 

 

 

 ◆4、干満

 

 

 地球は月の満ち欠けによって干潮(潮が引くこと)と

満潮(潮が満ちること)を繰り返しています。

 

海に遊びに入った時は荷物を砂浜に置いていたのに、

海から上がってきたら潮が満ちいたため荷物がずぶ濡れだった...

 

なんていう方をよく見かけます。

 

その日の潮の満ち引き(干潮時間と満潮時間)をしっかり確認すること、

潮汐(満ち引きの大きさ)の確認も忘れずに行いましょう!

 

こちらもインターネットで調べるか、ライフセーバーに聞くと教えてくれます。

 

特に干潮から満潮へ、または逆に満潮から干潮へ潮が変わる際には、

海に予想外の流れが発生する場合が大いにあるため要注意となります。

 

また、潮が引いている時は遠浅だったのに満ちてきてどん深になり、

それを知らずに溺れてしまう場合もあります。

 

普段の生活においてあまり気にすることはありませんが、

海に行く際には潮の満ち引きは必ず確認しましょう!

 

 

 以上、4つのポイントについてお分かりいただけましたでしょうか?

 

 

気にすることが多くてそんなにチェックしきれない、

判断が合っているか不安だ…

 

なんて思われる方もいらっしゃるかと思いますが、

そういう時は途中でもお伝えしました通り

 

 

『ライフセーバーに聞くこと』が一番のポイントとなります。

 

 

事前の知識と現地の情報をしっかりとチェックして、

安全で楽しい海水浴を心掛けたいものですね。

 

次回は、海で事故が起こってしまう際の、自然要素以外の場面を説明したいと思います。

お楽しみに!!

 

 

<執筆:ライフセーバー 清水 雅也>

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