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<コラム連載>みんなできるライフセービング 「2.海に入る前にできること -後編- 」

July 9, 2019

 前回に引き続き、今回も事故が起こる原因について、お話できればと思います。

ただし、今回は

 

 

【自然】

 

 

ではなく、

 

 

【人間】

 

 

が原因となる事例をご紹介していきましょう。

 

ライフセーバーがおさえているポイントの自然要素とは、

いわば人間の力ではどうすることもできない部分のことでした。

 

今回は、一人一人が意識してコントロールできる部分に焦点を当て、

考えていきたいと思います。

 

 

それでは今回も少しだけ考える時間をどうぞ……

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

それでは、答え合わせです。

 

・泳力

・飲酒

・年齢(子供、お年寄り)

・怪我

 

このような感じですね。細かく突き詰めるともっとありますが、

今回はライフセーバー目線で特に目立つ4つの要素を挙げてみました。

 

それでは今回も、一つ一つ解説していきましょう。

 

 

 

◆1、泳力

 

 

 

 ド直球で申し訳ありませんが、泳ぎに自身のない人は、

海水浴に来ても、海に入って泳がないでください。

 

「え、浮き輪をつければ大丈夫じゃないの?」

 

 

と、思われたそこのあなた。

それが命の危険に繋がるのです。

 

 

前回のコラムでも触れましたが、

沖に流されてしまう原因の一つとして、

風の吹いている日に浮き具を使用している状況があります。

 

遊んでいて気づいたら沖まで流されてしまって戻れない...

遊んだ弾みで浮き具から落ちてしまい、足がつかないところで溺れる…

浮き具が壊れたなどでしぼんでしまい浮かなくなった、など…

 

そして助けた際に話を聞くと、

泳ぎに自身のない人、泳げない人、の場合がほとんどなのです。

 

もし泳ぐのに自身のない方がいらっしゃいましたら、

しっかりと風や地形などの自然要因を確認して膝のつくところで遊ぶなど、

泳げないために起こりうる事故のリスクをできる限り減らしましょう。

 

 

◆2、飲酒

 

 

 

 若者やお父さん世代の方で事故に逢う方のほとんどが、

飲酒後に泳いだから…という事例は非常に多く、

毎年全国の海水浴場で発生しています。

 

飲酒後に海に入ると、

普段泳げる人でも平衡感覚がなくなり、

危機察知能力の欠如で溺れたりしてしまいます。

 

また、せっかくの休日、暑いビーチ飲むお酒という状況のため、

多量の飲酒を行う人が多いことも拍車をかけています。

 

わたしたちライフセーバーの間では

「飲んだら泳がない」という標語が存在します。

それほど飲酒後の遊泳は、大きなリスクを伴う行為なのです。

 

最近は飲酒が禁止の海水浴も増えていますが、

現在のところ多くのビーチでお酒は飲める環境にあります。

自分でコントロールして、飲酒後は絶対泳がないようにしましょう!!

 

 

◆3、子供

 

 万が一溺れそうになった時、大きく体力のある若者や大人は

自力で危険から逃れることもできるでしょう。

 

しかし、自分で自分を助けられる子供はほとんどいません。

 

大人とは違い、子供は年齢や体格がゆえに

危険を察知できない、脱出できないといった違いがあります。

 

また、子供は大人と目線が違いますし、好奇心が旺盛です。

大人の膝の高さの浅瀬でも子どもにとっては胸のあたり。

 

ちょっと目を離した隙に、深みにはまって…なんてこともよくあります。

 

特に溺れる際には静かに沈み溺れるケースも多いため、

気づかぬ内に手遅れに…ということも少なくありません。

 

そして毎年溺れた子供を助けようとして

大人も犠牲になる痛ましい事故が後を絶たない現状があります。

 

子どもをしっかり見守る、ということは、

悲しい事故を回避するだけでなく、

遠からず自分の身を守ることと同じなのです。

 

海水浴場では、お子さんから目を絶対に離さないようにしましょう!

 

 

◆4、体調不良、ケガ

 

 

 海に入る際は、体調が万全の時にしましょう。

 

せっかく楽しみしていたから風邪などの体調不良はガマンしよう、

夜通し運転してきて睡眠不足だけど思いっきり遊ぼう、

 

こんな風には一切考えてはいけません。

 

夏の日差しは容赦なく体力を奪います。

そして海での油断や判断ミスは、簡単に死と結びついてしまいます。

それが飲酒なども組み合わさればなおさら危険度が増します。

 

海水浴をただ単純に楽しむレジャーだと侮ってはいけません。

自然の中での体力をかなり消耗するスポーツとも言えます。

 

しっかりと体調を万全にした上で、

思いっきり楽しんで下さいね。

 

 

  今回は、【人間】が事故原因となる要素をみてみました。

いずれも【自然】と違い、どれも自分の心がけ次第でコントロールできることが

分かるかと思います。

 

一見当たり前に思うようなことばかりですが、

溺れる人はこの中のどれかの要素が、【自然】と結びついたときに事故を起こします。

そして何度も言いますが、海での事故=死に直結します。

 

事故は起きてからでは遅いということを常に頭に入れておき、

未然に防ぐ努力を忘れないでくださいね。

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